10月22日投開票の衆議院選挙にあたっての緊急声明

市民と野党の共闘・共同を呼びかけます

 

 15年9月19日の安保法制強行可決以降、平和、民主主義・立憲主義の回復を求める市民は、安倍政権による民意と立憲主義を無視した「独裁」とも言える政治運営に抗し、日本各地で市民と野党の共闘・共同を広げてきました。16年4月の衆院北海道五区補欠選挙では安保法制廃止、民主主義・立憲主義の回復を掲げた野党統一候補を擁立。僅差で自公候補に敗れはしたものの、「野党共闘」の波は全国に広がり、同年夏に行われた参議院選挙では野党統一候補を擁立した全国32の1人区のうち、11選挙区で政権与党に競り勝ち、共闘効果で議席を獲得する結果に繋がりました。この「市民と野党の共闘・共同」が、具体的な政治日程まで明らかにして憲法改悪に突き進もうとする安倍自公政権の最大の障害であることは明らかでした。

 先日の臨時国会冒頭での衆院解散、そして直後に発表された、現職の東京都知事でもある小池百合子氏による「希望の党」結党。「野党共闘」の重要なプレイヤーで、最大野党でもある民進党の希望の党への「合流」発表に、これまで「野党共闘」の推進力となってきた市民の間には大きな衝撃と失望が広がりました。しかし、この「解散・結党・合流」の動きが、現政権の改憲策動を補完するため、また「野党共闘」の分断をはかるために行われていることは明白です。

 自身の行く先に揺れる皆さんに呼びかけます。いま必要なのは「不当な選別への忍従」ではなく「市民との共闘・共同」です。時に深く葛藤しながらも共に歩んだこの三年間に得た「手ざわり」の中にこそ、私たちの「希望」があるはずです。日本の平和、民主主義・立憲主義を葬り去ろうとする勢力ときっぱり対峙し、安保法制反対を貫き、政治を大きく前に進めるための市民・政党と共闘の立場に立っていただくことを心から呼びかけます。

#希望はぼくらの手の中 #みんなのための政治をはじめよう

2017年10月1日 UNITE&FIGHT HOKKAIDO(ユニキタ)